設計とは

「ある目的を具体化する作業、制作・工事などにあたり、工費・敷地・材料及び構造上の諸点などの計画をたて、図面その他の方式で明示すること」です

一戸建ての住宅の購入の検討をする場合、住宅会社で設計だと思われるのは特に「間取り」の作成です、A3などの紙もしくはデータで壁が少し太めの線、窓やドアの位置、キッチンなどの設備機器や階段や部屋などが記載されている図面のことを「平面図」と呼びます

その他にも外観の「立面図」、敷地の中の建物の位置を示した「配置図」と呼ばれるような図面がよく見られる間取り図と呼ばれるものです

実際に工事をするにあたってはその他にも詳細図と呼ばれる棚などの高さや幅、奥行きなどを詳細に記載した図面や展開図と呼ばれる各部屋を部位ごとに見たもの、など実施図面などと言われる工事詳細図面等が現場を運営するにあたって必要なものがあります

このような図面を作ることが「設計」と呼ばれると思いがちですが、実は初めにお伝えした「設計」とは間取りや図面を作ることだけではありません

「工費・敷地・材料及び構造上の諸点などの計画をたて、図面その他の方式で明示すること」という部分も設計の大切なポイントです間取りを作るだけではなく、工事費用や敷地、材料の品質、構造計画も含めて考慮することが「本当の設計」です

その設計に費用や敷地、構造計画は含まれていますか?

費用は営業担当者が出してくれたり、材料の品質はある程度同等のものを使うとするとそのほかに含まれているか確認しなければいけないものは

「敷地」と「構造計画」

です、この2点は特に見落としがちなもので「構造計画」に関して言えば許容応力度計算というその家のフルオーダーに近い構造の計算をしてしまえば強度はある程度担保はされますが本来は許容応力度計算で確認はするものの、「構造計画」を適切に行なった建物は構造に無理をせずある意味で経済的な構造設計が可能になります

「敷地」というポイントは特に注意をしなければいけない部分です、構造や費用、材料の品質等に関してはその建物のみで検証することが可能ですが、敷地に関しては周囲の状況や隣家、方角を考慮しなければいけません。

間取りだけで見ると大きい窓があるととても明るく開放的に見えます、しかし隣の家が近かったり同じ位置に窓があったりするとせっかくつけた大きい窓が開けられない、カーテンもいつも閉めてなければいけないものになってしまいます

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