【函館・北斗・七飯の住宅会社】太陽の光は入りますか?
2023/01/23/ UP
こんにちは、辻です
日は入りますか?
全ての物件ではありませんが、これから家を建てる場合にかなり厳しい条件の土地などではシミュレーションや計算を行うことがあります
手書きの計算であまり綺麗ではありませんが、これは南側5m離れた場所に建物がある場合にどの位置まで日が入るかを計算したものです
このことを計算するためにはその地域の緯度と高さ、距離が分かれば簡単なシミュレーションを行うことは可能です
太陽高度を計算する方法として、90-(その場所の北緯)に夏至の場合は23.4度を足し、冬至の場合は23.4度を引きます、そうなるとその角度が分かりますので
函館市の緯度は 北緯41.7度
90-41.7=48.3 (夏至は71.7°)(冬至は24.9°)
となります
そのほか色々計算すると日付によって12時の時に何度になっているのかを知ることができます
この図面にはまず一年のうちで一番太陽高度の低くなる冬至では太陽の角度は24.84°となります
その24.84°で南にある軒先から線を伸ばします、そうすると南面のルーバーの中心より少し上のところに線がぶつかりますので、一番太陽の高さが低い時でも晴れてさえいればルーバーの奥にある窓の日射は期待できます、また細かく計算していくと42°の時に南面の軒先から伸ばした線が南面の掃き出し窓の一番したまで届きますので42°の時は3月10日頃だともわかります
このことからこの家は冬場太陽の光が一番低い時でも2Fの窓から日差しは入るということがわかります
ちなみに5m離れているところを7mにすると2Fの窓の下までラインが伸びますので7m離すと2Fの掃き出し窓くらいは全て日射が取得できることになります
このように日差しのシミュレーションも周辺の建物が分かれば予測することは可能です
少し調整は必要ですが、このシミュレーションをすると例えば8月のお盆明けくらいまでは直射日光が入らずに窓からの熱を最小限にしながら冬場の寒い時期は日射を取り入れ暖かくすることが設計で可能になります
軒や建物の形状も大きく住み心地に影響するところになりますのでチェックポイントの一つとなります
代表の辻です。スタッフ全員でお客様の家づくりに真摯に取り組み、プロとしてお客様に良い家を提供していきます。