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【函館・北斗・七飯の住宅会社】雪庇と巻き垂れ

こんにちは、辻です
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この写真は、当社の事務所の書類保管庫の屋根を横から見たものです

ピーク時に比べると少し降雪の量などは減ってきましたがつい先日はまた大雪、うんざりしている方が多いのではないかと思います

それでも日中の気温や日差しは厳寒期と比べると少し暖かくなってきたような気がします
日中の気温はプラスになることが多いと屋根からの落雪が多くなります

函館近郊などではフラットルーフと言われる建物の1方向から雪を落とす形状の屋根が多く、屋根の中心部に向かって溶けた雪の排水を行う無落雪屋根や表面に凹凸や摩擦係数を高めたステイルーフやスノーストッパールーフ、石付きガルバリウム鋼板屋根なども中にはあります

特にフラットルーフでは一方向から雪を落とす関係でそのまま落雪してもらえれば特に問題ないのですが

気温の変動や積雪状況にもよりますが雪庇と呼ばれる雪のせり出しなどが起こります、もちろんそのまま自重で落雪してもらえれば良いのですが気温が急に緩み始めたり、朝と夜の気温の変化が大きいと屋根面で溶けた雪が氷となり、その氷の面が厚くなりなかなか落ちないことがあります

また同じような状態が起こるとつららなどができることもあります

こちらも原理が同じで少しずつ溶けた水が下に落ちる前に凍ってしまうもので100%作らないためには無落雪の屋根形状にする以外、屋根にヒーターを設置し溶かしてもらう方法くらいしかないのが現状です

最近ではホームセンターでもよく見かけますが雪庇落としと呼ばれるような伸縮する棒の先に小さなスコップがついたようなものが販売されており、氷が厚くなる前にこまめに落としてもらうことが必要です

写真のように巻いてくると落雪した時に外壁面や窓などにぶつかる場合もありますのでなるべく大きくなる前に落としていただけたらと思います

また、軒先側に雪庇ができだんだんと巻いてくることはあるのですが、巻き垂れはこれも気温や積雪などいろいろな状況にもよりますが軒先側ではなくケラバと呼ばれる側からできることもあります、こちらも同じくこまめに落としていただけたらと思います

これは冬の季節風にもかなり影響されているようで、函館を含む道南は大体冬に西からの風が吹くことが多く、そうすると巻き垂れは東面にできることが多いようです

積雪地域だからこその悩みは非積雪地域と比べると建築に大きな影響があると思います
断熱性能や、落雪、換気や凍害など、その土地にあった工法、方法を選択できると良いと思います

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