【函館・北斗・七飯の住宅会社】換気材
2023/04/07/ UP
こんにちは、辻です
一見よくある玄関の上の屋根、白い部分のことを軒天(ノキテン 軒裏天井の略)といいます
グレーのコンクリート調の外壁と白い軒天がぶつかる部分によく見るとアルミ製の部材が設置されています、2つ目の写真はその部分を真下から撮影した写真です
屋根などには穴の空いた軒天を使用したり、換気金物を利用して断熱より外側の建物の屋根の内側の部分などの湿気や温度を交換するために設置されていることが多いのですがバルコニーの下や玄関の上のこの部分には取り付けられていることは少ないのが現状です
大半の住宅は外壁通気工法といって外壁の裏側を空気が通り抜けることができるようになっていて基礎と外壁の間にある水切りや小屋裏といわれる屋根の中まで空気が動く経路があるのが耐久性向上のポイントとなります
もちろんほとんど街中で見る住宅もそのようになっている住宅は多いのですが、2階の部屋の真下にある天井(バルコニーの下や玄関の上、インナーガレージなど)に換気材を取り付けている家は少ないように思えます
少し話はずれますが、外壁を貼り付ける前の段階で白いシートや最近だとアルミ箔のようなシートを施工します、これは透湿防水シートといい外からの雨は侵入しないが、内側からの湿度は通り抜けることができるということでほとんどの木造住宅に採用されています。
湿度は水蒸気圧の高い方から低い方へと移動する特性があり、冬などは外気の水蒸気圧が低いので建物内部側から外へ湿度が動こうとしますし、逆に室内の加湿などを行うと室内から壁内へと侵入しようとしますので室内側には防湿シートという湿度も水分も通さないものを施工します
話を元に戻すとこの透湿防水シートは湿度を(屋外側から)通すということが気をつけなければいけないポイントです、となるといくら水が入らなくても湿度が入ってしまえば換気をしないと抜けなくなるということです
なのでこのような部分の換気ができるような部材を設置しなければ湿気が残り、この部分の温度差で結露をしたり、結露をした部分から耐久性の低下を引き起こすこととなります
細かい部分のことではありますがこのような部分も注目していただきたいポイントの一つです
代表の辻です。スタッフ全員でお客様の家づくりに真摯に取り組み、プロとしてお客様に良い家を提供していきます。