【函館・北斗・七飯の住宅会社】地縄張りとは
2024/05/18/ UP
いつも辻木材のブログを
ご覧いただきありがとうございます。
工事部の中村です。
本日は「地縄張り」という
作業についてご紹介します。
先日、これから工事を開始する現場へ行き
実際に作業を行ってきました!
「地縄張り」とは、建物の位置や形状を
正確に地上に示すために、
杭や縄を使って線を引く作業です。
完了後の写真はこちら!
※テントは地鎮祭用です^^
流れとしては、
現地に行く前に張る部分の長さを計算。
現場で、土地の水平さ・高さを測定します。
※この作業については
改めてご紹介できればと思います!
作業が終わったら、実際に縄を張っていきます。
正しく位置を確定するために
垂直を計算したり、家のくぼみや出っ張りに
なる部分を形どったり...
ただ縄を張る、といっても
細かい確認事項がたくさんあります。
まず基準となる場所の
境界からの距離を測って基準点をつくり、
そこから地縄を張り始めます。
基準点は図面上の距離を正確に
示せばOKですが、
土地は必ずしもきれいな正方形や
長方形になっているわけではないので
直角に縄を張れるよう
必要な部分の長さを計算します。
基本的には、建物の幅をつかって
対角線の長さを計算。
その対角線と幅のぶつかるところに杭を打ち、
縄で結んでいくと正確な形ができます。
(赤い線の部分です)
この対角線の長さを出すには、
「三平方の定理」を使うと計算できます。
直角三角形の辺の長さの比を表す定理です。
習った記憶がある方、いらっしゃいますか?
私は全く覚えていなくて
初めての作業に加え、
計算が苦手な私は大苦戦でした...笑
地縄は、
実際に工事がはじまるときには
外してしまう線ですが
正しく建物を建てるための基礎となる
非常に重要な作業だと実感しました。
今回、お客様には地鎮祭の際に
地縄張り後の状態を
見ていただくことができました。
多くのお客様が「思ったより狭い...大丈夫?」
という感想をもたれます。
(私もそう感じました)
人間の目は立体を捉える性質があるため
平面の状態だとどうしてもそのように
感じてしまうそうです。
大きさのイメージを持つために
駐車スペースがある場合は
実際に車を停めてみたりすると
わかりやすいかもしれませんね♩
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みなさんの中には話題の映画
「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」を
ご覧になった方はいらっしゃるでしょうか?
物語もかなり面白かったのですが
想像より、函館の建築物や街並みが
そのまま出てきてすごく感動...!
ネタバレになるので内容については
触れませんが笑
函館に住んでいる方には
特に見ごたえある内容でした~!
このあとも、
家を建てるまでの流れを
皆さんにお伝えしていく予定ですので、
またご覧いただけますと嬉しいです♬
中村でした*