辻木材ではお引き渡しするお客様全棟の気密測定を実施し、その結果をお渡ししています

この写真は気密測定機で測定中の写真です

気密測定機は非常に高額で外注の業者さんに依頼することが多いのですが当社では自社で機械を購入しその都度スタッフで測定を行なっております（今は社長の私だけしか資格がありませんが・・）

先日札幌にて気密測定技能講習が開催され当社のスタッフも何名か受講してきました

講習の中でテストがあり合格して登録をすると気密測定を行うことができる様になります

8月に結果発表の予定とのことですが、受講スタッフはあまりそのことを話題に出してくれません、もしかすると・・・

当分の間は私が全ての測定を担当しております

気密測定はC値という数値を求めるために個別に測定をするのですが、この数値が小さいほど気密性能が高く（建物全体の隙間が少なく）なります

現在建物には２４時間換気装置を設置することが義務付けられていますがその際の換気量は２時間で１回（１時間で０.５回）となります

このC値が例えば５だとすると建物の全ての窓や玄関を閉じていても２時間に１回（１時間で０.５回）の換気をしてしまうといいます。またたくさんの隙間が建物にあると計画した流れで空気が循環せず結露や換気不足の原因となります

「空気は怠け者」

という建築に詳しい先生がいらっしゃいます

この「怠け者」の空気をしっかりと動かすためにC値が最低でも１を切っていることが絶対に必要です。さらに、このC値は各現場ごとに測定しなければ絶対にわかりませんので大体このくらいですという業者さんには要注意ですね

全棟測定するために私たちはこの気密測定機を購入し、スタッフで気密測定を行なっております

今でも気密性能をしっかりと担保するためにいろいろな部分のやり方を変更したり施工方法の検討を行なっておりますが、これからも一つでも効率よく簡単に気密性能をアップすることのできるやり方を見つけていきたいと思います